フミコの日常・泡のような日々

クローン病をもつ社会人のブログです。健康のこと、仕事のこと、家庭のこと、キャリアのこと、なんでも思ったことを書いてます。

12/9 来年から別のところで働きます

久々の更新となります。実はずっと転職活動をしておりまして、先日ようやく納得のいく内定先を獲得しました。そこで、転職の経緯や転職活動のなかで考えたこと、新しい職場に移る前の現時点で想定していることなどを文章にまとめてみたいと思います。

 

・退職を決めた理由

直接のきっかけは、現職の部長のマネジメント能力が低く、現職場がストレスフルだったからです。ですが、それ以外にもいくつか要因があります。

1つ目は、チームとしての機能不全。確かに部長は現場を知らないくせにトップダウンで指示を矢継ぎ早に出し、我々はそれに振り回されっぱなしだったわけですが、彼の持っている金融業界への危機感自体は僕も共有していました。現状維持よりはなんでもいいから行動してみる姿勢は評価できますし、必要なわけです。ただ、部下のメンバーの平均年齢が高く、大半のメンバーはキャリアが長い分経験豊富であると同時に新しいことにチャレンジする意欲も低かったため、リーダーである部長のスピードについていけてませんでした。ついていく気もなさそうでした。僕が一番疲弊したのはこのリーダーとメンバーとのギャップであり、仮にメンバーが全員20~30代でリーダーの意思決定についていけるほど意欲が高ければ、僕は「仕事とはこういうものか」とそれなりに納得できていたかもしれません。

 

2つ目は、自分自身のキャリアの展望が描けなかったことです。リテールサイドの金融マンは、金融商品の売買による手数料と預かり資産の規模が自身の成績として評価されるため、営業力の高い人によって持っているビジネスです。そのビジネスのあり方は、その組織においてどんな性格特性を持つ人間が出世するのかを規定します。このように考えた時に、僕自身はこの組織で出世できるタイプの人間ではないと思いました。また、この業界の中で成し遂げたいことがとくにあるわけでもありませんでした。そうであるならば、会社組織でとにかく耐え抜き、生き延びる処世術に長けたサラリーマンとして振舞ったところで得られるものはないので、早く(この組織での自分のキャリアに)見切りをつけて、まだ可能性のある職を見つける必要があると考えました。

 

とはいえ、現職が最低のクソ職場かというと決してそんなことはなく、たぶん世の中的にも業界的にもかなりホワイト高給な優良会社だと思います、業界の将来がヤバいだけで。ふつうにいい会社なので10年前とか20年前とかなら僕は勤め上げていたんじゃないでしょうか。

 

・内定先を決めた理由

内定先は某メディアレップ(オンライン広告卸)のデータサイエンティスト見習いの職業です。世間では、データサイエンティストブームは下火であると言われているのですが、下記の理由から決めました。

1つ目は、ローデータ(数字の羅列)から知見を見出すビジネス経験を積みたかったことです。データサイエンティストブームが下火となっている理由の1つとして、ビジネス・アナリティクスで複雑な解析をしたところで、日本企業にはその是非を判断し、日々の業務に落とし込む能力を持った管理職がそんなにいないことがあると思います。また、日本企業のビジネスの意思決定は合理的な意思決定とは程遠い、管理職の思い付きと社内政治の産物であるから、ということもあると思います(僕が恵まれた職場にいなかっただけかもしれないけど)。結論として、今いくら「ビジネスマンのためのデータサイエンス講座」みたいなのが流行ったところで、40~50代の管理職が一掃されない限りは企業内の意思決定に反映されることはないと思います。しかし、20年後30年後に、企業の持つ大規模なデータに基づく意思決定が当然のものになれば、今度は大規模なデータからビジネス上の知見を生み出せることや、少なくとも部下が言っている解析の意味を理解できることが管理職の要件として必須になります。この想定のもと、上記の経験を積みたいと考えました。

 

2つ目に、じゃあなぜメディアレップなのか。率直に言うとそこそこの規模の企業で受かったのがそこしかなかったから(笑)という理由は置いておいて、それは扱うデータの中身が理由です。業態上、個人のインターネット行動履歴に関するデータが大量に蓄積されたデータベースを保有しており、かつ、広告業であるためそれを適切なクラスタ(≒社会集団)に分ける必要があります。大雑把に言うと、「インターネットを通じた個人の行動分析」に携われると思い、自分自身のキャリアの連続性(社会学出自)をふまえて内定先を決めました。

 

とはいえ、内定先で社会学ができるとは思っていないしそれは夢を見すぎだと思います、お仕事なので。それでもなおなんとか続けるとしたら以下の理由があります。現代は、世の中における「データ」のあり方が変化する過渡期にあります。人間行動に関するデータが商用データの中に大量に発生し続けている一方で、そのデータの知見をアカデミックの世界に還元する経路は限られていると思います。さらに、数学的、理工学的、心理学的、経済学的な出自をもつ者がそれらデータを触ることは比較的容易ですが、僕のような人文科学寄りの社会学をバックグラウンドに持つ者がアクセスすることは一層難しいと感じます(こういう対比の仕方がウチの学部っぽい)。社会学を学んだ一人として、このデータと研究者のミスマッチ(感)は見過ごせないため、自分にできる範囲で社会学に貢献したいと考えています。具体的には、中期スパン(5~10年間)で、「人間行動に関する商用ビッグデータのオープンデータ化」の流れに貢献する道をビジネス側から模索するつもりです。

 

 ・まとめ

とまあ、志は高いのだが実力が伴っていないのは重々承知なので、次の職場でスムーズに働けるよう毎日コツコツ勉強したいと思います。ではでは。