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東北生まれの冷え性金融マン・フミコの日常

クローン病をもつ新社会人のブログです。健康のこと、仕事のこと、家庭のこと、キャリアのこと、なんでも思ったことを書いてます。

3/5 自分の専門性を決める

『ワーク・シフト』を熟読した。

その中にある「第一のシフト」は、自分自身の専門分野を複数決めて、その知識と経験を磨き、組み合わせることによって、自分の独自な価値を確立することを意味する。専門分野を決める時に大事なことは、未来の世界を想像し、そこにおいて需要が大きく・希少性の高い専門分野を選ぶことである。

そこで、まずは『ワーク・シフト』第1章「未来を形づくる5つの要因」を参考にしながら、未来に起こることを自分なりに考えた。

 

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(付箋1枚ごとに未来に起こる出来事と考察を書き、並べている図)

 

この未来予想をふまえ、さらに、自分が得意なこと、自分がしてると楽しいこと、スキルを磨きたいと思っていること、などの観点から、以下4つの特化領域を決めた。

 

1 造園業、左官業についての知識と関連する法律、経営に関する知識

いまいる金融業界で磨くことができる知識は、財務諸表を読んで企業の動向を掴んだり企業価値を評価したり、特定の産業の歴史を知り、関連する法制(会社法+各種規制)に詳しくなることである。単に「金融マンとしての知識」と一般化せず、業種まで絞ったのは、未来において特に造園業と近隣分野の価値が高まると考えたからだ。最近「グリーンインフラ」に関する本が出版されたが、近い未来においてホワイトカラーの定型業務はすべてAIに取って代わられると予想できる。その時に人間に残された仕事は感性に関わるものである。グリーンインフラ、すなわち都市における緑化空間の設計は、人間の感性に関わるものであり、AIに取って代わられるのはかなり後になってからだと考えられる。かつ、これからの時代(2030年代以降)は気候変動と環境問題に関わる切迫感が今よりも高まると思うので、今のうちから特化領域として自分自身に教育投資をしておくことに決めた。

 

2 都市空間に関わる社会科学の知識

指導教員の専門でありながら今までとくに専攻してこなかった、都市にかかわる社会科学について取り組み始めたいと思う。一つには、部署の仕事の一つである不動産紹介業務に関わるものであり、部署内における自分の専門の確立に役立つという理由がある。また、金融に携わりながら都市社会学を研究する研究者が日本にはほとんどいなそうなので、独自の価値を実現できるのではないかという思惑もある。加えて、上記1のグリーンインフラの意義を検討するためにも、この分野を特化領域の一つにすることに決めた。

 

3 分析マンになること=データサイエンスに入門する

未来では、現在よりも私たちの周りに溢れる情報量が膨大になるだろう。その理由として、IoTの普及が挙げられる。IoTは人間が生活する空間や働く空間にあるモノすべてにセンサーを設置し、計測した情報をデータとして活用しようという思想だと思う。思うに、IoTの導入自体は簡単だが、そのデータをどう利用すればいいか多くの人が困るだろう。そのため、膨大なデータを要約し、意味を見出す人=データサイエンティストの需要が高まる。だからその仕事をすることができれば、相対的に自分の市場価値も高まる。

だが読者は疑問に思うだろう、社会学出身(=定性的な分析しかできず統計の基礎もあやふや)な私がデータサイエンティストになどなれるのか?と。確かに、計量的な分析を得意とするのは理数系・経済学系を専攻していた人間だし、現時点の私の知識や技能は大学生以下である。だが、上記1の経験により(中小)企業経営者と話したり、特定の産業の歴史や取引慣行、関連法制について詳しくなることで、戦う場所さえ選べば自分の優位性を発揮できると考えられはしないか?何も、誰もが複雑な金融工学機械学習に詳しくなる必要はない。実務で使う統計学はもっと簡単で、むしろ市場動向や企業経営、業界慣行に関する知識の方が重要だと私は考えている。

 

4 表現力を含むコミュニケーションデザインに関する知識

これは自分の得意分野を伸ばそうというものである。普段から文章やパワーポイントの使い方を褒められることが多く、また、大学時代から実はプレゼンテーションや(表現における)デザインについては関心を持って取り組んできた。大学時代に毎週英語でプレゼンテーションをする授業を1年間受けて、そこで課題図書として渡された洋書数冊を、いつか読みたいと思っていたというのもある。いよいよ実行に移そうというわけだ。一番効率がいい投資は投資単位あたりの収穫が大きいものへの投資である。

 

以上4つの特化領域を念頭に置き、今後50年、60年の稼ぎ方を構想したいと思う。これは宣言である。私の目標は、分析力と発言力のある社会起業家(=社会的課題をビジネスを通じて解決することを目指す実務家)になることであり、行動力と実践に裏打ちされた研究家になることである。

 

物事を成し遂げるためには、追い風と向かい風にうまく対処することが重要である。追い風(=成功体験や応援する言葉、磨き合える同志)をうまく捉え、向かい風(=逆境や多くの失敗、体調不良や冷笑する言葉、無理解な人々)を退けて航海しよう。

 

また、誰もが反対しない変化は本当の変化ではなく、誰もが馬鹿にしない挑戦は本当の挑戦ではない。いまあるものの中できれいにまとめようとすると人生は小さくまとまってしまう。自らを振り返り、必要があるならばそれまでの安定を捨てて、果敢に断崖を跳ぼう。

 

とはいえ、すぐに何者かになれるわけではないので、自分のペースで地道に進んでいこう。重要なのは同時点の他人と比べることではなく、過去時点の自分と比べて進んだかどうかである。

 

これで自分自身に言いたい激励の言葉はだいたい言い終わった。引き続き、人生を楽しもう!